2014年8月4日月曜日

《夏の体重》

夏負けが気になる頃合いだが、絞れ易い時期なので、馬体が減って走る馬も目立ってきた。見極めが重要だ。
アイビスサマーダッシュのセイコーライコウはしばらく平衡を保っていた馬体重が急に-12キロとなって、状態が気になるところだった。ポイントは中間の調教で、中5週で7本追っているため、絞ってきたと捉えるのが正解だったようだ。
昨年9月に同じ体重で連対歴があり、パドックで覇気を欠くようなこともなかった。
ガレの場合は間隔の割に本数が少ないのに減ってきて、パドックで見栄えがしない場合が該当する。ただし、休養明けに外厩で追っている場合は本数だけでは判断できないため、パドックを見るまでに早計な判断は出来ない。連対時の体重も判断材料だが、下のクラスではあてにならないケースも多い。

逆のパターンで、先週の福島テレビオープンに出てきたレッドレイヴンは函館帰りの中2週で再度遠征、中間も4本時計を出しているのに+10キロというのはこの時期だと明らかにおかしい。走るほうに気が向いていないと考えるのが妥当だ。結果、1倍台の人気ながら、行き脚が付かず3着に敗れた。


今週から開催が変わり、芝は3場とも高速傾向なため、難解なレースが続いた。個人的にはダート中心で稼げるときに稼ぐスタンスでいつも以上にレースを選んでいきたいと思う。二重課税のない美しい国で。