2015年7月13日月曜日

差→逃→差の位置取りショック

先週目立ったパターン。逃げて好走した後は揉まれて嫌がるリスクがあるが、本来が差し馬なら良い刺激となるケースがある。

2015年7月11日(土) 3回中京3日11R 豊明ステークス
http://race.netkeiba.com/?pid=race&id=c201507030311&mode=result

ゴールドベルは同級を逃げて接戦した後で反動が気になったが、むしろ気合の乗ったよい気配で、距離短縮を自然に差す位置取りショックを決めた。大外枠で揉まれることがなく、外差し有利なコースでもあり、条件が揃っていた。


2015年7月12日(日) 2回福島4日10R 天の川賞
http://race.netkeiba.com/?pid=race&id=c201503020410&mode=result

これは偶然ハマったケースで、ノースショアビーチは単騎逃げ後に外々を競りかける流れだと危うそうだったが、スタートが悪く、無理にいかずに控えたところ、前がやり合って潰れたのを楽にマクる展開。逃げ馬が差しに回る場合はこういう揉まれない展開で、かつ弱い相手がベター。2番人気のリッカルドは馬体減ってイラついており状態が悪かった。


2015年7月12日(日) 3回中京4日11R 第20回 プロキオンステークス(GIII)
http://race.netkeiba.com/?pid=race&id=p201507030411&mode=top

ベストウォーリアはトップクラス戦が続いており、G1後に逃げて凡走したことが結果的に疲労を抜きつつ活性化する効果を引き出した。パドックでいつも大人しく状態が掴み辛い馬だが、スタート決めて好位置からあっさり抜けた。59キロがやはり気になったが、結果コメントでジョッキーが「59キロだったので、あまり後ろからの競馬はさせたくありませんでした」といっていて、乗り方がわかっていたようなので、むしろ過剰反応だったか。乾いた砂でパワー競馬だったので、先行してしまえば影響は少ない。
コーリンベリーも差→逃というローテで、パドックでも状態の良いところを見せていたので、番手からのほうが良いだろうと思ったが、正攻法なので仕方ない。パワータイプが有利だったので、ペース落として瞬発力寄りのレースにするなどでなければやや条件がズレていた。
レッドアルヴィスは反動で、人気なら軽視したいローテーション。エアハリファは緩かったのかイレ込んでいた。


逃げた後の差し馬が好走する場合、ポイントとしては無理に押さえず自然に差す形が良い。
反動が気になるが、活性化して意外と凌げるケースも多い。NHKマイルカップのクラリティスカイなどは典型。