2015年10月27日火曜日

秋華賞後記

内伸び馬場で1番人気が大外なので荒れそうなものだが、さほど好調な馬がいない中でハイペースの持久戦となって、堅く収まった。

ミッキークイーンは好騎乗だったが、小柄な分、集中力を感じる。詰まらなければ内が苦手ということもないと思う。

クイーンズリングはいつもイレ込みがきつかったが、この馬なりに落ち着きが出ており、差しに回る位置取りショックが効いた。凡走後ベター。

マキシマムドパリはパドックで目立って良い気配だった。馬体が増えてスケールアップしている。

タッチングスピーチは自力では劣るので、ポジション取りに行っても足りなかったとは思う。外伸び条件が欲しい。

ココロノアイはデキいまひとつ。立て直して重い馬場での巻き返しを期待したい。

2015年10月1日木曜日

2015.9.27

2015年9月27日(日) 4回阪神7日 11R 神戸新聞杯(GII)

リアファル
芝2戦はスロー逃げだが、ダートで先行歴があるのは良い。相手強化なら距離延長のほうが競馬はし易いし、ストレスの薄い臨戦過程。菊最右翼かも。

リアルスティール
展開から仕方ない結果だったが、距離延びて良いことはないし、上積みは少ない。

他は仕上がっていない馬が多く特に目立たず、本番では他路線とセントライト記念の敗戦馬に注目してみたい。

2015年9月24日木曜日

2015.9.19-21

続くかわからんけど前週の気づきを書いてみる。


2015年9月19日(土) 4回阪神3日 9R 野路菊ステークス

ロスカボス
出遅れから派手に勝ったが、強引で流れに入ってないので相手強化は疑問視。


2015年9月20日(日) 4回中山4日 11R ラジオ日本賞

ピーク過ぎた馬ばかりでレベルが低かった。

ストロングサウザー
現級では足りないように思えたが、流れが楽だった。

キクノソル
外から捲れるほど抜けた力量はなかった。現級では少し足りず、均衡ぎみなので内枠ベター。


2015年9月20日(日) 4回阪神4日 9R 吹田特別

スマートボムシェル
素晴らしいパドックで、1頭だけ輝いて見えた。充実している。


2015年9月20日(日) 4回阪神4日 11R ローズステークス(GII)

タッチングスピーチ
これは意外だった。急成長で春の内容は度外視。

ミッキークイーン
多頭数では捌きづらそうで、コース形態を考えると本番のほうがより難しいと思う。人気なら評価下げたい。

レッツゴードンキ
気のままに行った内容で、次走は乗り難そう。


2015年9月21日(月) 4回中山5日 11R セントライト記念(GII)

サトノラーゼン
ダービーのときと比べると気の抜けたパドックで、コースも向きそうではなかった。

キタサンブラック
余裕残しに見えたが、惨敗後でストレスがなく、パワー勝負に持ち込めた。

ミュゼエイリアン
キレないので持久戦向き。スクリーンヒーロー産駒らしく闘争心が強い。

ベルーフ
他路線挟んで仕上がりも良かったが、自力で捲れるほどには強くないという内容。前走、京成杯にしても展開利があり、流れ次第。

ブライトエンブレム
馬体増なくパッとしないパドック。展開的に仕方ないが、成長も乏しい印象。

2015年7月13日月曜日

差→逃→差の位置取りショック

先週目立ったパターン。逃げて好走した後は揉まれて嫌がるリスクがあるが、本来が差し馬なら良い刺激となるケースがある。

2015年7月11日(土) 3回中京3日11R 豊明ステークス
http://race.netkeiba.com/?pid=race&id=c201507030311&mode=result

ゴールドベルは同級を逃げて接戦した後で反動が気になったが、むしろ気合の乗ったよい気配で、距離短縮を自然に差す位置取りショックを決めた。大外枠で揉まれることがなく、外差し有利なコースでもあり、条件が揃っていた。


2015年7月12日(日) 2回福島4日10R 天の川賞
http://race.netkeiba.com/?pid=race&id=c201503020410&mode=result

これは偶然ハマったケースで、ノースショアビーチは単騎逃げ後に外々を競りかける流れだと危うそうだったが、スタートが悪く、無理にいかずに控えたところ、前がやり合って潰れたのを楽にマクる展開。逃げ馬が差しに回る場合はこういう揉まれない展開で、かつ弱い相手がベター。2番人気のリッカルドは馬体減ってイラついており状態が悪かった。


2015年7月12日(日) 3回中京4日11R 第20回 プロキオンステークス(GIII)
http://race.netkeiba.com/?pid=race&id=p201507030411&mode=top

ベストウォーリアはトップクラス戦が続いており、G1後に逃げて凡走したことが結果的に疲労を抜きつつ活性化する効果を引き出した。パドックでいつも大人しく状態が掴み辛い馬だが、スタート決めて好位置からあっさり抜けた。59キロがやはり気になったが、結果コメントでジョッキーが「59キロだったので、あまり後ろからの競馬はさせたくありませんでした」といっていて、乗り方がわかっていたようなので、むしろ過剰反応だったか。乾いた砂でパワー競馬だったので、先行してしまえば影響は少ない。
コーリンベリーも差→逃というローテで、パドックでも状態の良いところを見せていたので、番手からのほうが良いだろうと思ったが、正攻法なので仕方ない。パワータイプが有利だったので、ペース落として瞬発力寄りのレースにするなどでなければやや条件がズレていた。
レッドアルヴィスは反動で、人気なら軽視したいローテーション。エアハリファは緩かったのかイレ込んでいた。


逃げた後の差し馬が好走する場合、ポイントとしては無理に押さえず自然に差す形が良い。
反動が気になるが、活性化して意外と凌げるケースも多い。NHKマイルカップのクラリティスカイなどは典型。

2015年6月14日日曜日

マーメイドステークス後記

マリアライトから流したがシャトーブランシュは盲点だった。
阪神2000mでは微妙に適性がズレる馬ばかりで、穴っぽいところが多かった割に、適性がものをいう結果だった。
阪神と2000m、両方に勝ち鞍があるのはシャトーブランシュとリラヴァティのみで、リラヴァティは重賞接戦後。差し馬場でもあり、シャトーブランシュはトップクラスで均衡ぎみなイメージだったが、見返すと条件戦で合わない条件が続いていた。しかも先行から自然と差しに回れる位置取りショックである。

アースライズは初古馬戦でストレスのない相手だがG1好走後で間隔詰まって疲労が出てしまった。バウンスシャッセはパワーが活きる条件でないと走らないので、適さず。

パールSが主要路線となっていたので嫌ったが、適性と状態から他に走れる馬もおらず、古馬がよく復活するレースでもあるので考察が浅かった。

2015年5月31日日曜日

ダービー後記

昨年、トゥザワールドは皐月賞でイスラボニータに対してコンプレックスを持ったと書いたが、全く同様にリアルスティールは皐月賞で並ぶ間もなく抜き去られたドゥラメンテに対してコンプレックスがあった。仕上がりは良く、差しに回って持ち味を生かす競馬も正当なものに思われるが、隣枠に入り、終始ドゥラメンテを見るレースとなっては辛く、勝負処で伸びあぐねたのはコンプレックスに尽きる。

サトノクラウンは皐月賞では外に振られる不利があり、直線でまともに走れていなかったため、ストレスは低い。逆転があり得るとすれば最右翼と考えていたが、速すぎる時計は適性面で分が悪いのに加え、調教後発表の馬体重が490キロあったにも関わらず、当日発表では前走時の-4キロとなる470キロ。減り方が急で、体調にも問題があった。

ドゥラメンテは楽勝後でストレスの懸念はない。昨年の記事でトゥザワールドの配合がキングカメハメハ×サンデーサイレンスで底が浅く、G1では足りないと指摘したが、その点もあっさりクリアしてしまっているため、減点材料に乏しかった。

サトノラーゼンは皐月賞未出走なうえ、2走前が条件戦。パドックでは気合が乗り、ステップレースを挟んではいるが上積みを感じさせた。
純粋な他路線は小頭数しか経験のないアダムスブリッジのみで、スピードが要求される馬場で他に良い馬はいなかった。
トップクラスにおける対戦間ストレスの影響を如実に反映したレース結果だった。